高校受験 併走母のつぶやき

早慶附属高校、都立トップ高、2020年2月の高校受験に向けて → 2020年4月早慶附属高進学の上の子 & 2022年2月高校受験の下の子、の記録

メモリー「一年前」〜受験学年の10月〜


iPhoneって「メモリー〇〇を作成しました。」とメッセージが出てきて、過去に撮影した写真からムービーが勝手に作られますよね。    

私のiPhoneでは毎年、「メモリー『モフモフのお友達』を作成しました」というメッセージが現れて、犬の写真ばかりのムービーが出来上がるのですが、「また今年の『モフモフのお友達』きたよ〜!」と、なにげにそれを子供達と楽しみに観ています。
(モフモフのお友達、というネーミングも可愛くてとても好きです。笑)



そして先日は、「メモリー『一年前』を作成しました」とメッセージが出て来ました。


一年前?と思い開けてみたら、リビングに布団を広げて倒立前転の練習をしている上の子 & 何の遊びが始まったのか?と大喜びでそこにまとわりつく犬、のムービーが出てきました。

なぜこのタイミングでいきなり「一年前」のメモリーが作られたのかは謎ですが、でも「そうか〜、ちょうど去年の今頃は中学でマット運動のテストだったなぁ…」と懐かしく思い出しました。


一年前といえば、中3の11月末に決まる最終内申を前に、親子で一番ピリピリしていた時期のような気がします。

マットの後には中距離走のテストもあり、そちらも本人「苦手だから練習したい。」と、塾から帰宅後の夜遅くに何度も走りに出かけました。

「今◯分◯秒ね。頑張って〜!」と、私もタイムを計りながら自転車で併走、、
あれから一年経ったんですよね。


そしてこの時期に何より怖かったのは、(病気はもちろんですが)怪我をすることでした。

マット運動では「手をつく時に気をつけて!」中距離走の練習では「とにかく転ばないように!」と、うるさいくらい上の子に声かけをしていました。

練習で怪我をして実技のテストに参加できなければそれこそ本末転倒で、時期的にももう挽回のチャンスはありません。


そう思い返すと、より高く、より満点に近い内申を必要とする都立トップ高を目指すような受験て、本当に過酷なことだよなぁと今になってつくづく思います。
早慶附属等の私立難関高や国立を併願する場合は特に、ですね。)

副教科の実技ももちろんですが、全ての教科で定期テストだけでなく提出物等に気を使い、そちらの方も高い評価を得るために時間をかけて緻密に仕上げなければなりません。

こんなに大事な時期に、頭の中が内申で支配されているなんて、、
でもそこを両立できる子達だけが勝ち抜いて行くことができる学校なのでしょうね。



そして怪我に関しては、内申が確定してからも直前期まで本当に気を使いました。

特に右手は、たとえ突き指でも腫れてペンを持つのに支障が出れば、試験当日、計算スピード等への影響ははかりしれません。

1点、2点の差で合否が決することもあり得ますので、そんな理由で三年間の努力が水の泡となっては悔やんでも悔やみきれないだろうと、本人よりも私が神経質になっていたと思います。



計算スピードの話で思い出しましたが、昨年、大手塾主催の早慶附属高の冠模試を受験した際、解説授業で上の子の様子を見て、

「いいねぇ。ここの学校の数学は、こうやって用紙いっぱい使って汚い字でいいからスピード勝負でガーーーーーッと式を書いて解くタイプの子が受かるイメージだよ!」

と、最上位クラスの担当講師のかたが褒めて?くれたそうです。

それ、汚い字をディスられただけじゃないの〜?なんて話していたのですが、、もしかしたら塾生じゃない子が混ざっていたので、そんな風に声かけしてくれたのかもしれませんね。


上の子は、集中しているとそこらへんにある紙に何でも計算や式を書き込んでしまうので、仕事で使う資料とか、下の子の大事な提出物とか、受験期はいくつも大事なものが被害に遭いました。

ちょっとだけガリレオの湯川教授みたいで、あの姿も私は好きだったんですけどね、、笑。

上の子があそこまで集中して勉強する姿は、もう見ることはないのかな?なんて、少し寂しく感じたりもします。



そして下の子。
先週末は中学での前期日程が終了し、はいこれ!(最近にしては珍しくニコニコ)と、わざわざ自分から通知表を渡してきました。


いつもは何度聞いてもカバンから出してこないので、珍しい、、というよりはおそらく史上初の現象。

まさかよっぽど良かったのか?と一瞬期待しましたが、もちろんそんなはずもなく、、
でも本人にとっては、きっとまんざらでもない結果だったのだと思います。


第一回定期テストで相当やらかしてしまったので、夏休み前の前期の仮評定は目も当てられないものでした。

そこからの前期の最終目標、
とにかく仮評定で3のものを4にあげる。(ここで4にしておかないと後期に5まで上げる望みもなくなってしまうので)
と話していたので、そこが達成でき嬉しかったのでしょう。

これが今の彼にとっての最上値なのかなと思いますし、本人がこの結果を「嬉しい」と感じたのなら、それが何よりよかったです。


そしてコメント欄、
「ユーモアがありクラスを盛り上げてくれる。人に親切にでき友人から信頼されており、周りを温かい雰囲気にしてくれる。(この後、一方で、、とマイナス面が続きます。笑)」
こうして先に長所を記入してくださった担任の先生に感謝です。


来年は下の子も中3の受験生。

彼も運動は得意ではありませんが、絶対に家で実技の練習なんてしないタイプ、、私はまた自転車での併走もウェルカムなのに、残念です。


そして本年度受験生達は、いよいよの時期に突入してきますね。

体調にお気をつけて、ここからの怒涛の数ヶ月を充実した後悔なき日々にできますように、と、心より願っております。