高校受験 併走母のつぶやき

早慶附属高校、都立トップ高、2020年2月の高校受験に向けて → 2020年4月早慶附属高進学の上の子 & 2022年2月高校受験の下の子、の記録

面接のない推薦入試


新年が明けました。

そしてまもなくの、再度の緊急事態宣言発出となってしまいました。

今回は学校や塾への休校要請はないようですが、このコロナ禍、今年度の受験生はどの段階まで学校に出席するべきか、本当に悩みどころですね。



我が家は、下の子の公立中は部活のみお休みで通常授業とのこと。

上の子の高校は休校期間があるらしく、保護者向けの連絡を確認しようとホームページをのぞいてみたところ、、なんと、今月行われる推薦入試で面接を実施しない旨の記載があり、とても驚きました。


待ち時間の密などを考慮しての決定でしょうか。

受験者全員に対して1人約15分の個人面接。当日発表される順番によっては待機時間はかなり長く、昨年の上の子は午後遅い時間に帰宅しました。


推薦入試のメインイベント、とまではいかずとも、かなり注力しているであろう面接を実施しないとは、学校側も苦渋の決断だったのではないかと思います。


以前上の子が、推薦で入学した子は、人格者とでも言えばいいのか、、人柄が良く自分をしっかりと持った子が多い気がする、と話していました。

選別の根拠はもちろん面接だけではないでしょうが、一人15分程度の面接でそういった子達を見出しているのだとすれば、さすがだなと思います。

面接を武器にできるタイプ、内面から湧き出るような感じの良さを持ち、自分の思いを大人に伝えるのが得意なお子さんにとっては、今回の面接中止はとても残念なことですね。



そして面接がなくなれば、あとは5科総合とも言えるような筆記試験と、提出書類での選別となります。


筆記試験の内容は、学力が高いことが前提ですが、幅広い見聞力が必要で、運の要素も強い問題かと思います。

提出書類の内容は例年よりも重視されそうですね。我が家は、面接対策同様、この書類の作成にもかなり時間を取られました。


ただ、面接の対策に割く時間は本当にバカにならないものですので、提出書類に堂々と書ける内容(中学校時代に頑張ったことでアピール力の強いもの)をある程度保有している子であれば、今年は例年よりも気楽に推薦入試にチャレンジできる年かもしれません。
(とは言っても、今から推薦受験を決めるには遅すぎますね…)


ここの推薦出願時、おそらく内申よりもネックになるのが「中学3年間で、遅刻、欠席、早退あわせて5日間以内」という条件ではないかと思います。

上の子は、こちらの推薦入試も視野に入れて中学校生活を過ごしていましたので、出願時には3年間で欠席1でした。

もし気にせずにいたなら、欠席のみならず遅刻と早退まで込みで5日以内という厳しい条件では、きっと超えてしまっていたでしょう。


今年度は、そしておそらく来年度以降も当分の間は、コロナの影響での欠席等の扱い(感染未確認でも自主的に長期休んだ場合など)も難しそうですね。


結果的に我が家は、推薦は残念で一般での合格でしたが、面接のために自分自身のこと、学校への思いなどをとことん掘り下げて考えぬき、言葉にしていった作業は、本人にとって非常に有意義な時間だったと思っています。


今年度の推薦入試も、面接対策を既にしている受験生は、それによって「どうしてもこの学校で高校生活を送りたい」の志が更に深まったはず、、と思いますので、決して無駄にはなりませんよね。



近県の一般入試、そして東京都の私立、都立の推薦入試がいよいよ始まります。


受験生はなんとしても自身が感染しないことを第一に、心も身体も、ベストコンディションで試験当日を迎えられますように。